【鑑定士監修】ルビーに内包物があれば天然?合成ルビーが見分けにくい理由をGIAの事例から解説
ルビーに内包物があるからといって、天然石とは限りません。 天然ルビーにはさまざまな内包物が見られ、天然・合成を見分ける重要な手掛かりになります。 しかし、合成ルビー […]
2024年11月11日

この記事の監修者
「これ売っていいの?」「いくらになるの?」
そんな不安を解消するために、貴金属、宝石の査定のプロがわかりやすく解説します。
2003年に質屋へ入社後、宝飾業界の現場で査定・接客経験を重ね、金・貴金属・宝石の価値判断に携わってきました。
現在は梅田・なんばエリアでゴールドウィンの店舗運営と査定統括を担当。
2023年には、箕面市へ寄贈された金29kg・プラチナ1kgの延べ板について、一般競争入札で最高価格を提示し、約3億円で落札・買取した実績があります。
日々の査定では、価格の根拠を分かりやすく伝える明朗な説明を大切にしています。
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買取できない宝石 クォーツ
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本日は、宝石の中でもなかなか値段の付きにくい、クォーツという宝石について説明させていただきます。
店頭の買取でも、よく見かける宝石ですが、大きな査定額になることはほとんどありません。

クォーツ
クォーツという宝石のなかでも、インクルージョン(包有物)があるものの人気が高まり、近年、価格が高騰しています。
インクルージョンのある宝石のうち、クォーツの見分け方は容易で、無色透明、針状、板状、フレーク状の鉱物が内包されているものはクォーツである可能性が高いとされています。
通常、インクルージョンは宝石の透明度などの美的外観や耐久性を損なうことにつながるため、宝石の価値を下げてしまう場合が多いとされています。
しかし、クォーツの場合には、インクルージョンが付加価値となることがあり、鉱物標本としてもコレクターに珍重されています。
クォーツの結晶にみられる内包物は、繊維状や極細の針状結晶などで、もし剥き出しであれば容易に壊れてしまいます。
しかし、それらはクォーツの結晶成長に伴って内部に閉じ込められることで生き残っている為、他の鉱物を包み込み、その姿を永遠に留める美しい宝石のタイムカプセルのようなものといえます。
代表的なインクルージョンとして挙げられる針状の結晶はルチルという鉱物で、成分は二酸化チタンです。
金属光沢があり、金、緑、茶、銅色などがポピュラーなカラーとなります。
「ルチルヘマタイト」は、金色の針状ルチルと銅色で六角平板状のヘマタイト(赤鉄鉱)が星型の集合体を形成するものですが、これが内包されるものは、至高のルチルインクルージョンクォーツといえます。
ルチルクォーツの良質なものはブラジルで産出されることが多いとされています。
真鍮色のパイライト(黄鉄鉱)や、黒銀色や赤褐色のゲータイト(針鉄鉱)の微結晶、まるで苔のように見えるクロライト(緑泥石)もポピュラーなインクルージョンです。
また、アメシストには、ヘマタイトの赤色のフレークや鋼色の平板状結晶が含まれることがあります。
液体やバブルインクルージョンもしばしばみられ、バブルの内壁が結晶面(結晶外形の面に対して裏返しとなっている) で囲まれているものがあり、ネガティブクリスタル(負晶)とよばれます。
「ジェムシリカ」は、ターコイズ色の鮮やかなクリソコラ(珪孔雀石)がクォーツに閉じ込められており、とても希少なクォーツです。
アンフィボルクォーツには、緑の針状結晶のアンフィボル(角閃石)が含まれています。
そして、針状のインクルージョンがあるクォーツのカットには注意が必要で、耐久性に影響を及ぼす恐れがありますので、針が石の表面に届かないようにすることが重要です。
インクルージョンを楽しむためには、曇りやクラックのないクリアな石であることが理想で、複数のインクルージョンが互いを隠し合い、不明瞭にしていないことが大切です。
シンプルなプリズムカットでは内面が鏡面となり、インクルージョンの姿を何度も反射させて、より魅力的にする効果が得られることもあります。
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ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159

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